まず、観光英語検定は、全国語学ビジネス観光教育協会主催の検定試験であり、 第1回目の試験は1989年と、その歴史は30年と、資格としては長い歴史があります。受験に際しての条件はありませんので、誰でも受験することができます。

試験で出題されるのは、旅行・観光のシーンに関する問題で、観光業界に勤めている方だけでなく、海外旅行によく行く方や、英語で観光案内をしてみたいという方にはぴったりです。実際に問題に使用された単語・フレーズなどもご紹介しますので、分かるかどうか、チェックしてみてくださいね！

観光英語検定の問題は、筆記・Listeningの２つのセクションに分かれていて、旅行や観光に特化した単語や言い回しなどの英語表現だけでなく、国内外の観光名所、歴史、伝統、文化に関する問題が出題されるので、幅広く知識を深めておくことが必要です。

過去に実施された2級・3級の試験に登場した単語をいくつか例に挙げてみますので、意味を考えてみてください。
①all-you-can-eat【答え：（注文形式の）食べ放題】
②brochure【答え：パンフレット】
③convenient【答え：便利な】
④be(is/are) famous for~【答え：～で有名な】
⑤in a hurry【答え：急いで】

いかがでしたか。
「食べ放題のレストランがある場所を教えてほしい」「パンフレットをもらえますか？」などと英語で質問をされた際には、単語を知らないと答えられませんよね。
観光英語検定では上記のような実務的な英語力が問われます。

【観光ボランティアの活動に活かせる単語やフレーズなどの表現が学べる 】
観光業界に勤めている方、海外旅行に活かしたい方はもちろん、外国人観光客への案内をしてみたいという方にもおすすめです。
旅行・観光に関する専門的な知識や実践的な英語表現などを習得しておくと、ボランティアとしての活躍の幅も広がりますね。

【自分の英語レベルを把握できる 】
観光英語検定は3段階のレベルに分かれていて、難易度は高い方から順に、1級、2級、3級となります。

では、観光英語検定を受験するにはどのような手順が必要になるのでしょうか。申し込み方法や会場など、ご紹介します。

検定を受験するには、観光英検センターまで、願書を郵送する必要があります（願書は観光英語検定のHPから請求できます）。
また、郵便局にて受験料の支払いが必要ですが、級によって金額が変わりますので、事前にしっかり確認しましょう。今回の願書受付期間は9月30日（月）までです。
詳細な申し込み方法は、観光英語検定のHPをご確認ください。

残念ながら、観光英語検定の試験は千葉市では実施されていません（2019年8月9日現在）。
全国18か所で受験可能ですが、関東圏で試験が受けられる場所を抜粋すると以下の4か所になります。
・東京23区
・横浜市
・郡山市
・宇都宮市
千葉にお住いの場合、東京が一番近いことになりますね。
なお、受験申込の際に試験地を選ぶことができますが、試験会場決定後の変更は原則としてできませんので、ご注意ください。

いかがでしたか？TOEICや英検を受けたことがある人でも、観光英語検定は旅行・観光の英語に特化した表現などが出題されるため、事前に準備をしておくことが大切です。
海外旅行の際に活かしたいという方はもちろん、「英語で観光ボランティアをしてみたい」「東京2020東京オリンピック・パラリンピック競技までに何か英語の資格を取りたい」と思っている方も是非、チャレンジしてみてください。