イベントから災害発生時まで、さまざまなボランティアに応募、活動する人が多くなっています。1年後に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」という)の開催を受けて、ボランティアを始めてみようと考えている人もいることでしょう。今回は、ボランティア初心者のために、ボランティア活動を始める方法ポイントを解説します。ボランティアを始めてみたいけれど、具体的にどうしていいか分からない人もぜひ参考にしてください。

ボランティアに応募する前に

ボランティアに関する情報を収集する

ボランティアを始めてみたい、と思ってもボランティア活動にはさまざまな種類があります。まずは、興味のあるボランティア活動に参加する前に、具体的な活動内容について調べるようにしましょう。

千葉市で行われているボランティアの活動内容は、主に以下のものがあります。

・福祉施設などでの介護や介助
・子育て支援や子どもの健全育成活動
・外国人との交流や支援活動
・公民館や学校での活動(イベント開催の手伝い等)
・文化や芸術、スポーツを振興する活動
・交通安全や防犯、防災に関する活動
・災害支援
・地域イベント
・環境美化や自然保護活動 など

参加したいボランティア活動先へ問い合わせを行う

参加したいボランティア活動が見つかったら、内容を確認して申込を行いましょう。もしもボランティア活動の内容に疑問や不安を感じた場合は、参加する前に問い合わせをして疑問を解消しておくのも重要です。

また、ボランティア活動や団体、グループによっては実際に活動へ参加する前に、見学などの受け入れを行っている場合があります。実際の活動内容について、自分の目で見て確認できるチャンスのため、見学を実施していればぜひ活用しましょう。

事前に活動内容についての知識・理解を深める

先述のとおり、これからボランティアに初めて参加してみたいという人や、ボランティア経験が浅い人、事前に活動内容の知識・理解を深めておくことが大切です。

千葉市では、ボランティア活動内容によってさまざまなボランティア講座を開催しています。例えば、災害発生時にスムーズな災害ボランティアセンターを設立、運営するための知識が得られる災害ボランティアセンター運営ボランティア講座、視覚による情報収集が困難な方へ情報を届ける音訳ボランティアの講座などがあります。

ボランティア講座の内容や開催日時、申込方法などは、千葉市ボランティアセンターを始めとした各ボランティアセンターで公表されています。初めてボランティア活動を行うときでも、講座に参加して知識・理解を深めておけば、不安や緊張などもある程度緩和され、スムーズにボランティア活動ができるようになるでしょう。

ボランティア保険に加入しよう

ボランティア活動中、万が一のケガや事故でも補償されるのがボランティア保険です。ボランティアを始める前に、加入することが推奨されています。

ボランティア保険の種類

ボランティア保険には、「ボランティア活動保険」と「ボランティア行事用保険」があります。

ボランティア活動保険とは

ボランティア活動保険は、ボランティア参加者がボランティア活動中に、事故などで自分自身がケガをしてしまったときや、他人をケガさせてしまったとき、または、物を壊してしまったときなど、損害賠償請求を受けた場合に保険金が支払われます。

主に補償される内容は、死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金などの本人のケガによる範囲で支払われる保険金、さらに他人や他人の所有物を傷つけ損害賠償請求を受けたときに支払われる損害防止費用や損害賠償金などです。

保険金はボランティアの開催期間や宿泊の有無、補償内容によって異なります。万が一の事故やミスなどのために、加入しておきましょう。

ボランティア行事用保険

ボランティア行事用保険とは、ボランティア活動中に参加者や主催者が事故などでケガをしてしまったとき、または他人をケガさせたり物を壊したりして損害賠償責任が発生したときに、補償内容に応じて保険金が支払われる保険です。

ボランティア活動のほか、地域福祉活動も補償期間の対象になります。こちらも、ボランティア活動保険と同じく、地域福祉活動やボランティアの開催期間、宿泊の有無や補償内容によって保険金が異なります。

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東京2020大会を一つの目標とし、その他千葉市で開催される各種スポーツイベント等のボランティア活動を幅広く行います。
多くの市民が参加できる土壌をつくり、本市におけるボランティア文化の醸成に引き継がれるようなもの(レガシー)を創ります。

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